忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 多汗症とは、通常以上に汗が出るというもので、緊張や気温の変化、食物によって汗の量が増える一時的な変化とは区別されます。あくまでも、一定条件下で常に汗の量が増えるというものを指します。全身くまなく汗の量が増える全身性多汗症と、手や腋、頭など一部の汗が増える部分性多汗症に分けられるほか、先天的か後天的かといった様々な分類がされます。いずれにせよ、とても身近な症状であり、内臓の不全や病気に伴い後天的に発症することも十分にあり得ます。

 治療では手術や薬の塗布などが行われます。たとえば塩化ナトリウム液を塗布することで、発汗を抑えることが出来ます。その他、イオントフォレーシスと呼ばれる方法では、手のひらや足の裏に定期的に通電を行います。また、手術であれば、皮膚を切り取ったり削り取る外科的手術が選ばれます。これは、たとえば先端肥大症の一環として汗腺が肥大した場合に取られるアプローチの一つです。

 平成8年から病気として治療には保険が適用されるようになりました。しかしながら、一般的には病気という意識が少なく、ただ汗が多いだけの体質として考えられています。汗が多いことから不潔と判断され、社会生活を送る上で精神的な苦痛を受け続け、鬱になるケースも報告されています。ちなみに、先天性の多汗症については何故起きるのか、どの部分に異状があるのかが未だ確立されておらず、厚生労働省から難治性疾患克服研究事業の研究奨励分野に指定されています。いずれにせよ、多汗症は生活の質を著しく下げるものだとは知っておくべきでしょう。

 手の多汗症であれば、紙や機器を濡らしてしまうことで故障させたり使えなくさせる可能性がある他、単純に握手などを拒まれるといったコミュニケーション上の障害も起こりえます。腋の多汗症であれば、腋に集まる汗腺は汗とともに匂いも出すため、体臭を気にすることとなるでしょう。頭部の多汗症は、手や腋と異なり隠すことが難しいため、初対面の人にも症状が発覚しやすい上、汗っかきとして良い印象を与えづらいという事実があります。

多汗症の治療
PR
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
P R
Material : ミントBlue 忍者ブログ [PR]